ポリープ百科事典

器官別ポリープ

ポリープが出来やすい体質

大腸癌やポリープは、非常に遺伝傾向が強いと言われています。大腸がんが発生する約半分が、遺伝性と言われています。このうち、家族性大腸ポリポーシスとHNPCCという二つの遺伝家系は、大腸癌やポリープになりやすいと言われています。

特定の遺伝子も見つかっており、大腸がんはいくつかの癌遺伝子によって発生することがわかっています。家族性大腸ポリポーシス(familial adenomatous polyposis: FAP)は、がんの前症状と言われる病変の大腸ポリープが、数百から数千個生じ、大量発生したポリープから、大腸がんが発生する症候群です。

ポリープが発生しやすい年齢は、平均16歳であり、35歳までには9割以上のFAP保因者に、大腸ポリープが生じます。大腸ポリープが大量に発生した場合には、大腸切除術を行わないと、ポリープが大腸がんに変化してしまう可能性があります。

がんが発症しやすい平均年齢は39歳で、大腸以外の病気も併発していることが多いです。 FAPは優性遺伝なので、患者の親もこの遺伝子を持っていて遺伝性非ポリポーシス性大腸がん(HNPCC)は、家族性大腸ポリポーシスでない場合の、遺伝的ながんが発生する病気です。常染色体優性遺伝して、大腸の右側にポリープや癌が好発します。大腸以外にも子宮内膜がん、胃がん、卵巣がん、を発症する可能性が高いです。

よく、癌家系という言葉を聞きますが、実際に癌になりやすい家系はあります。ただ、癌家系であっても、発生しない場合もありますし、癌家系でなくても癌に可能性はあります。

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